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【平屋モデルハウス建築日誌】上棟
今回はいよいよ上棟です!
「棟上げ(むねあげ)」「建舞(たてまい)」「建方(たてかた)」「建前(たてまえ)」などといわれることもありますが、全て同一の意味を指す言葉です!
子供の頃、近所で行われた上棟式の餅撒きに行ったことがあるという人もいるのではないでしょうか…?
上棟って?
「棟木」という屋根の頭頂部にあたる木材を取り付けること。
地域によっては屋根の完成をもって「上棟」とする場合もあるようです。
「棟木」は柱や基礎などの構造が完成し、やっと取り付けることができる部材です。
今回の福成モデルハウスであれば「片流れ屋根」なので、下図に位置する部材ですね。
つまり上棟とは、家の形が見えてくる工程なんです…!
そんな上棟ですが
基本的に朝から柱を取り付けたりなどの作業が始まり
昼には棟木が上がっていることが多いです。
そうなんです。ものすごいスピードで組みあがっていきます!!!
朝、柱の取り付けから始まったモデルハウスも…
昼には棟木も上がり「野地板」という屋根の下地も貼っていきます。
野地板が貼られた後は、大工さんと板金屋さんがバトンタッチ。
「ルーフィング」という瓦や板金などの下に入るシートが貼られます。
着々と、そして高速に組み上げていく職人さん達
ほんとうにすごい技術です…!
また上棟では
その家ならでは「福成モデルならでは」な箇所も見ることができます!
①「テックワン工法」
先ほどご紹介した棟や梁などの駆体を組み上げる際、接合部に使用する「金物」と呼ばれる部材があります。
地震や台風など外からの強い力に対して、もっとも負担がかかる箇所が接合部です。
様々な意味がありますが、「金物」は、接合部に強度をもたせることを主な目的として使用されています。
ここ福成モデルでは「テックワン工法」と呼ばれる工法を使用し、通常の金物とは少し違うものを使用しています。
通常、使用される「在来工法」の金物と比較した際、高い耐震性が期待できます!
こちらクレーンで垂らしている部材を金物に差し込むよう設置し、ドリフトピンで緊結していきます。
②「M(エム)パネル」
断熱材には「M(エム)パネル」という部材を使用しています。
通常弊社の商品では「グラスウール」などの断熱材を上棟の後に施工します。
今回、福成モデルで使用しているMパネルは、耐力面材と「フェノールフォーム」という断熱材が一体化しており、上棟時に施工します。
柱の間に外側からパネル状に組み込むので高い気密性能も期待できます。
また「フェノールフォーム」の断熱性能も高く、室内の温度を魔法瓶のように一定に保つことができます。
そして一体化されていることによって、前述の断熱材を敷く工程を短縮することができるのです!
貼られた姿がこちら…!
これ一面全てが断熱材なんです!
そして夕方にはブルーシートに包まれたこんな姿に…!
もし近所で上棟があったら意識して見てみてください。
朝、出かける時土台だけだったものが
夕方仕事から帰ってきたら一軒家のシルエットが建っているはずです。
このブルーシートの下では着々と工事が進んでいます…!
次回以降からご紹介できればと思います!
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